120億を紙くずに!ゴールドシップがゲートで立ち上がった宝塚記念

ゴールドシップが宝塚記念で大出遅れ

ゴールドシップの宝塚記念は、競馬ファンにとって忘れられない一幕として歴史に刻まれています。

2015年6月28日に開催された第56回宝塚記念では、ゴールドシップが単勝1,9倍の1番人気にに支持され、多くのファンがゴールドシップの3連覇を期待していました。

みかん
みかん

今日はゴールドシップが3連覇達成できることを願って応援するぞ!

しかし、レース当日の出来事は思わぬ結末を迎えることになります。

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宝塚記念2連覇を達成したゴールドシップにかかる期待と注目

ゴールドシップは前年まで宝塚記念を2連覇しており、3連覇が期待されていました。

その圧倒的な実績と魅力で多くのファンを惹きつけてきたゴールドシップにかかる期待は大きかったのです。

みかん
みかん

ゴールドシップは阪神競馬場の鬼。

少々の出遅れは、得意の捲りとポテンシャルの高さでリカバリーできる!

得意の阪神なら絶対に勝ち負けできるレースだと、私を含めて全てのファンが思ってたはず。

一瞬の出来事がレース結果に大きな影響を与えることに

前走の天皇賞(春)では、ゲートインを渋ったことにより、目隠しをさせられてのゲート入りに。

すんなりとゲートに入ったゴールドシップ。

みかん
みかん

よかったーーー!!

なんて思っていたのも束の間。

他の馬のゲートインを大人しく待っているかと思うと、右隣のトーホージャッカルがゲート内でガチャついたことに気分を損ねたのか、トーホウジャッカルのゲートを上から覗き込むように大きく立ち上がったわけです。

みかん
みかん

え、ちょっ!

ここで、鞍上の横山典弘がスターターに「待って!」と合図を送ります。

スターターは横山典弘の指示のもと、待ってくれたのですが…。

スターターもゴールドシップの脚が地面に着いた時点で発走可能だと判断。

ゴールドシップの脚が地面に着いたタイミングでゲートをオープン。

ところが、そのタイミングと同時に、ゴールドシップはもう一度大きく立ち上がったのです。

ゴールドシップが世紀の大出遅れで宝塚記念3連覇ならず

出典:https://tospo-keiba.jp/reporter-column/12003

ゲートが開いた瞬間、ゴールドシップがフェラーリのエンブレムに

第56回宝塚記念は、ゴールドシップがゲートで立ち上がった状態で発走となりました。

この瞬間、競馬場は大いなるどよめきに包まれ、左隣のラブリーデイが恐怖のあまり逃げ出すように好スタートを切ります。

さらにゴールドシップが出遅れた次の瞬間、立ち上がったまま二足歩行でゲートを出るような動きまで見せたときは、さすがに度肝を抜かれましたね。

みかん
みかん

こんな大出遅れ…G-1では見たことない。

スタート直後、デニムアンドルビー鞍上の浜中俊も振り返って二度見するほどの大事件。

当時の私は、あまりにも衝撃的な出来事に状況を呑み込めずにいましたが、この数秒間にはいろんなことが起こっていたのです。

ゴールドシップがトーホウジャッカルに威嚇して立ち上がったことから始まり、元ジョッキーのリポーター細江純子さんが悲鳴を上げる。

瞬間的なタイミングのズレでゲートが開き、そしてフェラーリのエンブレムからの二足歩行で歩く姿など、想像もできないような展開が詰まっていたのです。

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リポーター細江さんの悲鳴が大問題に発展

ゴールドシップが立ち上がった瞬間、リポーターの細江純子さんが驚きの悲鳴を上げ、その悲鳴はそのまま放送されていました。

スターターによるスタートを妨害した原因のひとつでは?

と大問題となり、リポーターをクビになる危機に直面します。

みかん
みかん

細江さんもファンと同様に、ゴールドシップに感情移入していたんですね。

後に細江さんは「現状を伝えるリポーターとして、馬を平等に見ていなかった自分が情けない」と、ものすごく落ち込んだと語っています。

レース開始直後のゴールドシップは

10馬身ほど開いて追走。

鞍上の横山典弘もレース前に「春の天皇賞のように無理はさせない」とコメントしていたこともあり

特にゴールドシップを追うこともせず、ほぼ馬なりで周ってきました。

みかん
みかん

宝塚記念の三連覇には届かなかったけど、馬を無事に返すのもジョッキーの仕事。

鞍上が横山典弘でほんとによかった。

結果は15着。

レース後、ゴールドシップは自分がやらかしたことを自覚しているかのように、須貝調教師の姿を見るなり目を合わせないようにしていました。

須貝調教師のコメント

「落ち着いて入って大人しくしていたけど、あとちょっとで唸った。

応援してくれた人には申し訳ないけど、コイツらしい。それも含めて個性と思ってもらえたら。

申し訳ないけど、こういう馬だと理解してほしい。ごめんなさい。」

調教師ですら、全く予測がつかない破天荒な行動ぶりを発揮。

ゴールドシップの出遅れが「120億円事件」と呼ばれる理由

このゴールドシップの大出遅れは後に「120億円事件」として呼ばれることになりました。

宝塚記念では、ゴールドシップ絡みの馬券が約117億円も掛けられていたのですが、そのほとんどがゴールドシップがゲートで立ち上がった瞬間に紙くずになったのです。

ゴールドシップの引退式でのインタビューで、主戦ジョッキーの横山典弘が

「何十億円もの馬券を一瞬で紙くずにしちゃってすみませんでした」と答えたことから

「120億円事件」と呼ばれるようになりました。

みかん
みかん

120億円を紙くずに」このワードは横山典弘の発言が元ネタになってます。

ゴールドシップは自分がエンターテイナーであることを自覚している

ゴールドシップは頭の良い馬であるからこそ「何かやらかす」危うい一面を持っています。

同年の天皇賞(春)では、ゲート入りを嫌がり「あー今日は走らないな」と思わせておき、

向こう正面からまさかの超ロングスパートで見事1着。

みかん
みかん

良い意味でも悪い意味でも「期待を裏切る馬」でした。

そしてこの宝塚記念の大出遅れ。

ここまでくるとゴールドシップ自らの判断でアクションを起こしたと考えないと説明がつきません。

馬にとっては、自分が何番人気でどれだけの金額が掛けられているかなんて知る由もないですが

ゴールドシップに関しては競馬の仕組みを理解していたと感じます。

また、競馬場での大歓声は自分に向けられていること、常に自分にスポットライトが当たっていることをわかっていたはずです。

みかん
みかん

「自分が何をしたら盛り上がるのか」ということを計算して

こんな行動に出てると思う。

三連覇ならずともゴールドシップの人気は衰えない

宝塚記念の三連覇には届かなかったことには落胆しましたが、ゴールドシップの人気は衰えません。

なぜなら、こういう一面も含めて多くのファンに愛されていた馬だったからです。

みかん
みかん

不思議と「ゴールドシップだし仕方ない」と優しい気持ちになれる。

ゴールドシップが出走するレースは、いつも「今回はどんなゴールドシップが見れるのか」とワクワクする瞬間でもありました。

みかん
みかん

馬券どうこうではなく「ゴールドシップの競馬を楽しむ」こと自体が喜びだった!

この宝塚記念の大出遅れは、ファンにとって忘れられないエピソードとして記憶に残り、ゴールドシップの人気をさらに高めました。

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ゴールドシップの宝塚記念ゲート大出遅れについてのまとめ

  • 単勝1,9倍の1番人気で宝塚記念の三連覇に期待されていた
  • ゲート内で立ち上がりトーホウジャッカルに威嚇
  • リポーターの細江さんが大絶叫
  • タイミングのズレでゲートが開くと同時に再び立ち上がる
  • 左枠のラブリーデイが恐怖のあまり好スタート
  • 横山典弘を背に二足歩行を披露した
  • 後に「120億円事件」と呼ばれるようになった

ゴールドシップの宝塚記念の大出遅れは、競馬界に大きな衝撃を与えたことも事実で、

翌日の各スポーツ紙の一面を飾ったのは、1着のラブリーデイを差し置いて大出遅れ15着のゴールドシップでした。

競馬界にとってのエンターテイメントとして、ゴールドシップの存在は特別なものです。

今となっては、これほど記憶に残る馬はなかなかいないと思います。

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