ゴールドシップといえば、競馬ファンにとって馴染み深い名馬の一頭。
競走馬時代から破天荒で気分屋だといわれた彼ですが、彼の荒々しいイメージとは裏腹に、幼少期は大人しかったという意外な一面が明らかになっています。
また、ゴールドシップは今や美しい白馬として知られていますが、彼の毛色がどうして白く変わったのか、その謎にも迫ります。
ゴールドシップが白馬化した理由
芦毛の馬は、生まれたときは黒毛または栗毛であることが多いです。黒や栗色の毛から始まり、徐々に明るい色に変化します。
ゴールドシップは栗毛で誕生
当歳のゴールドシップは栗毛で誕生し、現在の姿とは全く異なっていました。
ゴールドシップは競走馬のころから人間を欺くことに長けていましたが、実は当歳の時点からすでに人間を欺いていたのです。
ゴールドシップの詐欺師っぷりは幼少期から!
栗毛から少しずつ芦毛へと変化し、最終的には現在の美しい白馬の姿に変わりました。
芦毛の馬がどんどん白くなる原因は年齢に伴うもの
芦毛の馬がどんどん白くなる現象は、通常、年齢の増加に伴うもの。
これは「白毛化」と呼ばれる現象で、馬の毛色が年齢とともに明るくなり、最終的には白毛となることがあります。
多くの芦毛の馬は、若いころには茶色や灰色に近い色をしていることが多いですが、年をとるにつれて毛が白くなり、最終的には完全に白く見えるようになります。
人間で例えると「若白髪」のようなもの。
白毛化する理由は季節の変化やストレスも原因
環境や季節の変化、栄養状態など、外部の要因も毛色に影響を与えることがあるようです。
また、ストレスや疾患が馬の毛色に影響を与えることも。長期間にわたるストレスや健康問題がある場合、毛色の変化が加速されることがあります。
明け6歳の「阪神大賞典」でのパドックでは、目を見張るほど白馬に変化していました。古馬になってから著しく荒々しさが目立つようになったので、レースがストレスになっていたのかも。
ビッグレッドファームのスタッフの方も、「ゴールドシップは、他の芦毛馬に比べて白毛に変わるのが早い」と述べており、このことからレースでのストレスが白毛化を速める要因の一つとして考えられます。
当歳時のゴールドシップは「大人しかった」
ゴールドシップの生産者である出口俊一さんは、ゴールドシップの幼少期について以下のように話しています。
「とにかくからだが大きいというイメージで、性格は大人しかったですね。
ほんの少し我の強いところはあったけど、特に手を焼くことはありませんでした。
母のポイントフラッグは神経質なところがありましたが、ゴールドシップはそういった面を見せませんでしたし、父のステイゴールドの特徴である気の強さも感じませんでしたね。」
出典:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/keiba/keiba/2013/12/18/post_185/?page=2
荒々しいイメージのあるゴールドシップですが、幼少期は大人しくて良い子だったことがわかります。
最後に
今回は、ゴールドシップの幼少期のエピソードをご紹介しました。
ゴールドシップの現在の容姿や、現役時代のイメージとは大きく異なりますが、彼の過去を振り返ると、幼少期から「人間を欺く」という、ゴールドシップらしい特徴が現れていたことが分かります。